住宅と生活の関係を見つめて

笹本 剛 助教
SASAMOTO Takeshi

「衣・食・住」と言われるように、住宅は人々の生活になくてはならないものです。これからも豊かな生活を送るためには、今後の住宅はどうあるべきなのでしょうか? 建築計画、その中でも住宅計画は、住宅のあり方を考えていく分野です。

それを考えるためのヒントは、現在の住宅にあります。現在ある住宅がなぜそんな形態になっているのか、それは住宅と人々の生活との関係から探っていくことが可能です。人々の生活は地域によっても違うし、そこに住む人の性別や年齢によっても違うでしょう。また、その人がもつ価値観よっても違ってくるでしょう。それら様々な生活の違いと住宅の関係を読み解くことによって、現在の住宅の姿を把握することができ、そして今後の住宅の姿を考えるヒントを見つけていくことができます。

現在は、少子高齢化も進み、家族の形も以前とは変わってきています。シェアハウスなど、家族以外の人と生活する人も増加しています。また、情報化社会も一層進み生活の仕方も大きく変わっていくでしょう。このように、生活環境が大きく変化していくと共に、人々の生活も大きく変化すると思います。そのため、今まで以上に生活と住宅の関係を見つめ、明らかにしていく必要があると考えています。