動的実験・動的解析で
建物の健康状態が分かる

薛 松濤 教授
XUE Songtao

動的実験・動的解析で建物の健康状態が分かる

家を購入する際に、特に中古の家の場合、皆さん必ず考えるのは、この家(=構造物)は地震が来て振動しても大丈夫でしょうか。後何年間ぐらい持つでしょうか。これらの質問にきちんと答えてくれるのは、構造物の動的オンラインヘルスモニタリングシステム(常時健康診断システム)です。このシステムは時々刻々に構造物の安全性に関する振動物理量をモニタリングして解析し、その結果をPCに保存する。特に地震動によって、物理量に大きい変化があったときには知らせてくれる仕組みです。言い換えれば、構造物の振動データを用いて、時々刻々の健康状態に関するカルテのことです。カルテを見ますと、次のことが一目瞭然です。地震動を経験した動的履歴、そして、各地震後の構造物の強度変化、更にその必要に応じた修繕、改修、補強の履歴は分かりますし、これからの寿命についても分かります。私たちの研究グループはこのようなシステムの基礎となる動的実験研究及び動的解析研究を行っています。